タイトル | うかつなキューピッド |
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原題 |
The Case of the Careless Cupid | ||
発表年 |
1968 | ||
著者/訳者/解説 |
E・S・ガードナー/尾坂力/堀孝夫 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
189巻末「ガードナー近況」およびガードナー著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1092 |
ぺリイ・メイスンの事務所を訪れたセルマ・アンソンは50そこそこの、芯の強い未亡人だった。自分を尾行している男の顔をぶったらどうなるか知りたいというのが用件だった。が、ポール・ドレイクの調査が、尾行者を雇ったジョージ・フィンドレイの名を明らかにするに及んで、最初の気負いはどこへやら、急におびえるようになった。 セルマ・アンソンはある男を愛していた。相手のティレイン・アーリントンは早く妻を亡くし身寄りは甥と姪だけの、金はあるが地味なやもめ暮しをおしとおしてきた初老の事業家だった。セルマの夫が1年前に死んだのは、このアーリントンのディナー・パーティーの席であった。 カニサラダの食中毒が原因だった。この事件の後、身寄りのない境遇が二人を結びつけた。だが、伯父の財産を目当てにしていた姪と婚約者のフィンドレイとは、2人の結婚に反対だった、尾行はセルマに対するいやがらせだったのだ。が、彼らの執拗な妨害はそれだけにとどまらなかった。セルマの夫の死は、保険金めあてのセルマの毒殺だという噂がばらまかれた。保険会社が再調査を始め、警察が動き出した。そして次第に不利になっていく状況の中、突然ぺリイ・メイスンの依頼人は失踪してしまったのである! |
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初版 |
1969年 | ||
重版 |
1976年再版 | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-001092-7 |