出版 |
角川書店
角川文庫626-1 |
1956年9月、フィリップ・マーロウのもとに、大物著作権エージェント、イエンシド・アンドレス自殺事件の調査依頼が舞い込んだ。
警察発表では伏せているが、”自殺”現場にあった銃には安全装置がかかっていたという。アンドレスの美しいパートナー、ヴェルマ・ヴァレントも自殺の可能性を否定した。
犯人はアンドレスの顧客、作家たちの一人か? 作品をハリウッドや出版社に仲介するアンドレスは、その辣腕ぶりで敵も多い。”エージェントは人生の10%を絞りとる者”と批判したレンモンド・チャンドラーもアンドレスの顧客の一人だったが…
マーロウvsチャンドラー!異色の設定で描くハードボイルド。 |