タイトル | 聖者の復讐 |
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原題 |
The Avenging Saint (Knight Templar) | ||
発表年 |
1930 | ||
著者/訳者/解説 |
L・チャータリス/村崎敏郎/田中潤司 | ||
カバーデザイン |
永田力 | ||
ページ数 |
219(巻末「現代のロビン・フッド」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
六興出版部 六興推理小説選書(キャンドル・ミステリーズ)111 |
アルセーヌ・ルパンといえば、わが国でも、フランスの侠盗として、知らぬ人のない有名な存在だが、イギリスにも一人、二代目ルパンと異名をとる義賊がいる。皮肉にも自ら「聖者」と名乗り、弱きを助け強気をくじく現代のロビン・フッド、サイモン・テンプラーである。筆者レスリー・チャータリスは一九二八年に「聖者」サイモン・テンプラーを登場させた処女作を発表したが、同作の好評に気をよくして「聖者」シリーズを書き続け、今日に至った。現在では、チャータリスはイギリス探偵小説界の第一人者で、執筆のかたわら、アメリカのエラリー・クイーンの向うをはって、「聖者の探偵雑誌」を編集したりしている。彼の筆になる「聖者」ものは、世界五大義賊小説の一つといわれ、世界各国に莫大な数の読者をもっている。機智とユーモアの交錯するイギリス風な渋味のある大人のお伽話で、往年のルパンを髣髴とさせるような「聖者」の活躍は必ずや読者をして、一読巻をおく能わざらすむることであろう。 | |
初版 |
1957年(180円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |