五つの箱の死 タイトル

五つの箱の死

原題

Death in Five Boxes

発表年

1938

著者/訳者

カーター・ディクスン/西田政治

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

250

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ320
ジョン・サンダース博士は朝の一時になってやっと研究室を閉めた。今週中に、ある毒殺事件のための報告書を作らなければならず、遅くまで顕微鏡をのぞいていたのだ。
小雨の降り始めた道を歩いてきた博士は、ふと、ある十八世紀風の赤煉瓦の家の前に、街灯の光を浴びて一人の若い女が立っているのに気がついた。短い茶のファー・コートを着て、襟を首巻のように立てていた女は、いきなりサンダース博士を呼び止め、雲をつかむような話を始めた。そして、この不思議な女に請われるまま、ある家の内部に入った博士が目にしたものとは……煌々たる灯りの下で四人の人間がテーブルに向かっていたが、そのうち三人は毒か薬のために意識不明、残る一人は細長い刀で背中を刺されてすでに事切れていた!
不可能犯罪の巨匠カーター・ディクスンが、ヘンリー・メリヴェール卿を主人公に贈る本格物の力作。

初版

1957年

重版

1993年3版(900円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000320-3

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