濃紺のさよなら タイトル

濃紺のさよなら

原題

The Deep Blue Good-Bye

発表年

1963

著者/訳者/解説

ジョン・D・マクドナルド/深町真理子/N

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

218(巻末「無類のストーリイ・テラー」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1004
全長52フィートの、はしけ型の居住用ヨット〈バステッド・フラッシュ〉号─もめごと処理屋、または取り返し屋として知られるトラヴィス・マッギーの住み家である。金のあるうちは、酒、女、博奕で遊びほうけ、金がなくなると、やおら腰をあげて、生活費を稼ぎ出すのである。その仕事の内容は警察には言えないようなものがほとんどで、事件が片付けば、半分の分け前をもらう仕組になっている。その日もまた、新しい客があらわれた。名前はキャシイ・カー。マッギーは、金がなくならないと仕事を引き受けない主義だったが、今度ばかりは、女友達チューキー・マッコールのたっての願いもあって、重い腰をあげることにした。
キャシイは涙ながらに訴えた─彼女の父は第二次世界大戦中、ある不正な方法で大金を儲けた。だが、父は除隊した後、酔っ払って人を殺した。今は終身刑で服役中だが、その間に、キャシイにジュニア・アレンという男が近づき、キャシイを手もなく籠絡してしまった。そして、キャシイの父の大金を捜しあてると、直ちに逐電した。そこで、アレンを捜し出し、盗んだものを奪い返して欲しいというのだったが…… 現代のロビンフッドと異名をとるトラヴィス・マッギーのスリリングな冒険! カラー・シリーズ第3弾!

初版

1967年(290円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001004-8

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