紺碧の嘆き タイトル

紺碧の嘆き

原題

The Turquoise Lament

発表年

1973

著者/訳者/解説

ジョン・D・マクドナルド/真崎義博/真崎義博

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

254

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1341
ホノルルから入ったピジの電話の声は怯えていた。「お願い……」救いを求め、すぐに来てくれと嘆願している。甘く、喜びに溢れたものであるはずの新婚旅行。夫ハウィと二人きりの、世界一周の航海の途中とはとても思えない様子にトラヴィス・マッギーは不安を押えることができなかった。
ピジの父親テッド・ルェラン教授は、海に沈んだ財宝探しに憑かれた男だった。マッギーも加わった宝探しが成功しかけたとき、教授はあっけなく自動車事故で命を落とした。夢と計画が宙に浮いた後、傷心のピジはハウィと結ばれたのだ。
夫をヨットに残し、ホテルに閉じこもっていたピジの語った物語は、マッギーを驚かせた。航海の途中、ある島まで乗せてくれと頼み込んできた若い娘がいた。ピジは断り、娘を置き去りにして出港した。ところが、ある日気がつくと娘がヨットの甲板にいた。ピジはハウィが黙って乗せたと思い、娘の写真をとり、次の寄港地で現像させた。が、ネガに娘の姿はなかった……。
その後、奇妙な事故が二度続くと、ピジは夫を疑いはじめた。夫が自分を殺そうとしている。さもなければ、自分が狂ったのだ……。絶望と恐怖に震えるピジを見て、マッギーは何とか彼女を救おうと決意した!
現代のロビン・フッド、トラヴィス・マッギー久々の登場。超ベストセラー作家のシリーズ第八弾。

初版

1979年(760円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001341-1

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