赤い雌狐 タイトル

赤い雌狐

原題

The Quick Red Fox

発表年

1964

著者/訳者

ジョン・D・マクドナルド/森崎潤一郎

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

213

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ932
4日4晩ぶっとおしのワイルド・パーティだった。カリフォルニア、サー岬の人里離れた別荘で10人の男女が、強い酒をあおり、裸になって戯れていた。裸体を陽光にさらしながら、この世とは思えない真っ昼間からの狂態の図。だが一方では、遥か彼方から望遠レンズでその狂態の有り様を一部始終カメラに収めている者があった……
大女優ライサ・ディーンはセックスのシンボルと呼ばれていた。世界中の若い男性が彼女に憧れ、想像の中で彼女を征服し、衣服をはぎ、絹のように滑らかな腰を愛撫していた。ひそかな空想の中でライサ・ディーンを抱き、燃え上がり、陶酔に浸ったことのある男性は数知れない。確かにライサ自身も、そんな男性どもの切望によって、しごかれ、叩かれて遂には女性美の極致といわれる容姿を作り上げてきたのである。
そのライサから、エロ写真をネタに脅迫されているから助けてくれと、熱い吐息を吹きかけられながら頼まれたときは、さすがのトラヴィス・マッギーもたじたじだった。だが、ライサの窮状を聞き、マッギーは一念発起して、あくどい脅迫者に戦いを挑んでいったのである!
屋形船〈バステッド・フラッシュ〉号を本拠地に現代のロビン・フッド、トラヴィス・マッギーの活躍を描く待望のカラー・シリーズ第2弾!

初版

1966年(280円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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