タイトル | オレンジ色の屍衣 |
||
原題 |
Bright Orange for the Shroud | ||
発表年 |
1965 | ||
著者/訳者/解説 |
ジョン・D・マクドナルド/森崎潤一郎/H | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
280(巻末「トラヴィス・マッギー・シリーズ第六作」およびトラヴィス・マッギー・シリーズ第10作までの作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
|||
出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1059 |
五月のフロリダの海。トラヴィス・マッギーは、住み家としている〈バステッド・フラッシュ〉号の修理をしながら、この夏はのんびり過そうと思っていた。船だけではない、無理な生活がたたって身体がガタガタなのだ。が、休暇が欲しいという切なる願いを打ち砕いたのは、マッギーの前に現われた友人アーサーのあまりに変わり果てた姿だった。一年前、可憐なブロンド美人と結婚して幸福の絶頂にいた金持のアーサーが、今や見る影もなく落ちぶれて、船べりに立ちつくしていたのだ。聞くところによると、アーサーは悪どい詐欺師にひっかかってまんまと全財産を巻き上げられてしまったらしかった……深い愍れみとともに、マッギーの義侠心は燃えあがって。 やがてマッギーは、アーサーの話をもとに、ようやくのことで敵の足取りを掴み、懸命に説き伏せた囮の女を敵の隠れ家に送り込んだ─が、そこに踏み込んだとき、まさかその女がオレンジ色のガウンを着せられ乳房にコップ大の穴をあけ、殺されていようとは……! 餌食の汁を吸い尽くす女郎蜘蛛のようなブロンド、セックスに狂う獣人、後ろで糸をひく冷酷無比な詐欺師─虫けらどもの真只中に飛び込んで活躍する、天下の風来坊トラヴィス・マッギー! ますます好評を得る、現代のロビン・フッドの物語! |
|
初版 |
1968年(350円) | ||
重版 |
|||
入手 |
|||
ISBN |
4-15-001059-5 |