琥珀色の死 タイトル

琥珀色の死

原題

Darker Than Amber

発表年

1966

著者/訳者

ジョン・D・マクドナルド/佐和誠

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

227

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1018
マッギーが橋の陰で釣りをしているとき、いきなり橋の上から女が舞い降りてきた。橋の上で自動車のブレーキが軋む音がしたかと思うと女は突き落とされるように落下してきた。橋のライトのオレンジ色の明かりの中を舞い抜けながら。足を下にした女の青白いスカートはめくれ上がり、二本の足がことさらに長く見えた。彼女の体はボートの先3メートルほどの水面に落ち、水しぶきを上げながら、水中に没していった。エンジンが唸りを上げ、タイヤが勢いよく路面をこすると、頭上の車は走り去っていった。
マッギーは、女がすぐ浮き上がってくるだろうと思っていた。が、女は垂らしていた釣糸の上に落っこち、そのまま海底まで持っていかれ、何かに引っかかっているらしい。釣糸は引っ張られたまま、たるもうとしない。マッギーは直ちに靴を脱ぎ、舟の淵へ行き、水の中に潜り込んだ。両手の10本の指で慎重に糸を辿りながら、徐々に海底へと進んでいった。……やがて、指先に女の髪。その髪の中に手を突っ込んでしっかり掴み、引っ張り上げようとした。が、ピクとも動かずマッギーは次第に意識が朦朧としていった! 一体その女は何者? 車で走り去った連中の正体は?
またも、もめごと処理屋マッギーに降りかかった難題!

初版

1968年(300円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001018-8

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