タイトル | 砂漠の千里眼 |
||
原題 |
Die Fieberkurve | ||
発表年 |
1935 | ||
著者/訳者/解説 |
フリードリヒ・グラウザー/種村季弘/種村季弘 | ||
カバーデザイン |
装丁・コラージュ 間村俊一 | ||
ページ数 |
261 | ||
あらすじ(解説文) |
|||
出版 |
作品社 | パリに出張中のスイス・ベルン州警察刑事シュトゥーダーのもとに、一人の奇妙な神父が現われた。何でも、アルジェリアに駐屯している外人部隊に予見能力のある「千里眼伍長」の異名を持つ兵士がいる。ある日突然その男に神父の死んだはずの兄が乗り移り、スイスにいる亡兄の最初の妻と二番目の妻とに死をもたらすと言うのだ。たまたまパリにいたシュトゥーダーの噂を聞きつけ相談にきたというわけである。スイスに戻ったシュトゥーダーはさっそく二人の夫人の家を訪ねるが、予告通り二人は相次いでガス自殺を遂げていた。どうやらこの事件には神父の兄がなくなった15年前、アフリカでの油田採掘権が絡んでいて、スイス政府にも大いに関係があることが判明。上層部の意を受けたシュトゥーダーはすぐさまパリへ飛ぶが、協力的だったはずのフランス警察が態度を急変、彼にスパイ嫌疑がかかってしまう。フランス警察の偽警視に変装したシュトゥーダーはアフリカに潜入、灼熱の砂漠をロバにうちまたがり、事件の真相が潜む外人部隊へと潜入していく。 | |
初版 |
2000年(2300円) | ||
重版 |
|||
入手 |
|||
ISBN |
4-87893-343-7 |