ギャラウエイ事件 タイトル

ギャラウエイ事件

原題

The Galloway Case

発表年

1958

著者/訳者/解説

アンドリュウ・ガーヴ/福島正実/福島正実

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

204(巻末「ガーヴの最新作」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ475
新聞記者ピーター・レニイが、メアリ・スミスと名乗る女に出会ったのは、取材のため、ジャージー島に赴いたときだった。レニイは、たちまに彼女に恋した。メアリも、レニイを憎からず思っているようだった。そして三日間が夢のように過ぎた。さんさんと陽のあたる荒れ果てた海岸に、エキゾチックなホテルのダンス・ホールに、二人は楽しい逢瀬を続けた。そして四日目、最後の宴を張るべくホテルにメアリを迎えに出たレニイは、彼女が忽然と姿を消してしまったことを知らされたのだ。レニイはいぶかった。信じられなかった。悩んだ。諦めきれなかった。心変わりして、捨てて行ったならそれでもいい、新聞記者の誇りに賭けて、メアリを探し出し理由を確かめずにはおくまいと、彼は心に誓った。
……そして、その努力は報いられた。四ヵ月後ついにレニイはメアリと再会することができた。だが……メアリによって明らかにされた秘密は、あまりに意外だった。レニイは、再びあてどない探索の旅に出かけねばならなかった。一片の希望もなしに。
ベストセラー剽窃事件に絡んで起きた恐るべき殺人の謎を、ガーヴ一流の周到緻密な筆致で克明に描き出す。 『道の果て』 『ヒルダよ眠れ』と並ぶガーヴの傑作サスペンス!

初版

1959年

重版

1985年3版(650円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000475-7

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