タイトル | 罠 |
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原題 |
Frame-Up | ||
発表年 |
1964 | ||
著者/訳者 |
アンドリュウ・ガーヴ/小倉多加志 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
193 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ860 |
11月のある暗い日曜日の夜、ジョン・ラムズデンはラドレットにある自宅のアトリエで辛口のシェリー酒を飲んでいた。功なり名をとげた画家ジョン・ラムズデンにとって、日曜日のひとときを酒など飲みながらトランプやチェスをするのは、またとない喜びだった。日曜日によく遊びにくるチェス仲間の画商ジョージ・オトウェイがこられなかったので、ジョンはひとりで新聞の詰将棋欄に目を通していた。彼を何くれと世話してきた家政婦ケイシー・ボウエンと縁あって結ばれることに決って、その夜は、ひとしお幸福感に胸がいっぱいになるのだった。 日曜日の夕方、姉の家に久々に出かけたケイシーは、その夜9時すぎに帰途についた。初婚につまずいて以来、38になるまで一人で過ごしてきたケイシーにとっては、ジョンとの結婚は本当に辛抱のしがいがあった。彼女はラドレットに向け車を駆りながら、約束された未来の幸福に酔うのだった……ケイシーは、あたかも新妻になったような心持で玄関を通りぬけ、ジョンのいるアトリエのドアを開いた。と、次の瞬間、ケイシーの目は大きく見開き、棒立ちになった─荒れはてたアトリエの真中には、ジョンが死体となって横たわっていたのだ! 裕福な画家、ジョン・ラムズデンを死に追いやった罠とは? サスペンス派の巨匠ガーヴの最新傑作! | |
初版 |
1964年(230円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |