タイトル | ムーンフラワー |
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原題 |
The Moonflower | ||
発表年 |
1955 | ||
著者/訳者 |
ビヴァリイ・ニコルズ/大橋健三郎 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
293 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ429 |
闇に包まれたダートムアに、すさまじい暴風雨が荒れ狂っていた。肌を刺す寒気だった。人々は早くから大扉を下ろし窓の鎧戸を閉めて、風雨の収まるのを待った。だが、ただ一人、この暴風雨に恐怖を感ずるでもなく、寒さすら知らずに、闇から闇へと駈けつづける男がいた。男の胸には、何ともいえぬ爽快感と自由感が満ち溢れていた。この男は、今刑務所の灰色の壁と黒い鉄柵の世界から抜け出してきたばかりだったのだ。 一瞬狂気じみた月が、雲の桎桔から逃れ出て大地にひと筋の青白い光線を投げかけたとき、男の頭髪が月光に照らし出された。異様に赤い髪の毛─コパー・ジャックだ! 男の姿が、再び闇にのまれて数分、刑務所の塔の中から悲鳴に似たサイレンが、不気味に鳴り渡った……。 南米ウルグアイ河に自生する巨大な熱帯の花、『魔のムーンフラワー』をめぐって起こる数々の奇怪な事件。処女作『消えた街燈』にも登場する隠退した探偵グリーン氏の発見したものは? |
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初版 |
1958年(220円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |