タイトル | 殺人はバカンスに |
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原題 |
Opération Primevére | ||
発表年 |
1973 | ||
著者/訳者/解説 |
ボアロー、ナルスジャック/荒川浩充/荒川浩充 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
177 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1253 |
パリ祭が終わると、本格的なバカンスの季節だ。ひと夏の休息とアバンチュールを求めて、フランス中の人間がこぞって南仏へと民族大移動を開始する。排気ガスが充満した高速道路に、荷物と家族とでぎゅうぎゅう詰めになった車を繰り出してゆくのである。いざるようにしか進まない絶望的な交通渋滞の中に、汗まみれとなって……。その間隙を縫ってバカンスとは目的を異にした三台の車が走っていた。一台は、極左主義者たちのプジョー504.雑誌社の主筆ポール・ジェルサンの南仏にある別荘を爆破し、その際重傷を負って警察病院に収容された同志の一人を救うために、ジェルサンの誘拐を企てている。次の一台は、そのジェルサンのボルボ。自分が狙われているとはつゆ知らぬ彼は、妻フローランスの浮気を嗅ぎつけて、彼女の泊まっているニースのホテルに急いでいた。 そして三台目は、白いシトロエンDS。モデル時代の愛人ルネと再会したフローランスは、ルネがうかつに打った電報が夫の目に触れるのを恐れて、パリに戻る途中だった……。三台の車はそれぞれの思惑を乗せて走り、偶然にもホテルの駐車場で合流した時から、事件は思いがけない方向に発展してゆく─酷暑の渋滞の中で繰り拡げられる三つ巴の追いかけっこを、歯切れの良いテンポで描き出すフランス・ミステリの秀作。 |
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初版 |
1975年(480円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001253-9 |