タイトル | ひそむ罠 |
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原題 |
La lèpre | ||
発表年 |
1976 | ||
著者/訳者 |
ボアロー、ナルスジャック/伊東守男 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
193(巻末にボアロー、ナルスジャック著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1399 |
1944年をあと数時間で迎えようとする頃、ドイツ占領下の町クレルモン・フェランの暗い道を足早に急ぐマルク・プラディエの耳を、二発の銃声が捉えた。思わず駆け出した彼の前に、逃げていく狙撃者と、傷を負った男の姿があった。男は医師のプレオー、対独協力者として憎まれている人物だった。だが、その出会いは一介の高校教師にすぎなかったプラディエの運命を大きく変えることになった! 偶然にも、プラディエがひそかに心を寄せていたマダム・ド・シャトリュスは、プレオーの前の妻だった。今はレジスタンスの有力なメンバーとなっている夫人は、プレオーを憎み、抹殺すべき敵とさえ考えていた。 夫人への思慕からレジスタンス組織へ足を踏み入れていったプラディエに、やがて一つの指令が下った。フランスの敵プレオー医師を暗殺しろ─夫人に対する愛情とプレオーとの友情との間で揺れるプラディエは、窮余の一策を考え出した。医師を国外に逃がしてしまえばいい……それは見事に功を奏したかに見えたが……! 運命の皮肉に弄ばれる男の心理を巧みな構成で描く。巨匠コンビが贈る、絶妙なサスペンスの味わい! |
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初版 |
1982年(650円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001399-3 |