タイトル | 銀のカード |
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原題 |
Carte vermeil | ||
発表年 |
1979 | ||
著者/訳者/解説 |
ボアロー、ナルスジャック/岡田正子/S・S | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
167(巻末「巨匠コンビ、久々のベストセラー」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1364 |
ミッシェル・エルボワールは愛と疑惑の狭間で苦しんでいた。孤独と無為の日々に倦み、一度は死を決意した彼に光を与えてくれたリュシイル。その彼女が殺人者とは?それも、犯行を事故死と見せかける巧みなトリックを思いつく冷酷な女だとは? だが、彼女を疑っているのはエルボワーズだけだった。周囲の誰一人として、殺人が行われたことにさえ気づいていない…… エルボワーズの隣人ジョンキエールがテラスから転落死したのは、リュシイルとその夫が最高級老人ホーム〈ハイビスカス〉に入居してきた数日後だった。リュシイルを見るジョンキエールの目は、初めから妙にぎこちなかった。過去に何かあった?─エルボワーズの疑いは、偶然耳にした二人の激しい口論で証明された。 ジョンキエールの死は、眼鏡をかけていなかったための事故と結論された。だが、死の直前にエルボワーズが会った彼は確かに眼鏡をかけていた。となれば、この無害な老人を突き落とし、眼鏡を持ち去った者がいることになる。殺人の動機を持つものといえば……! 追いつめられた人間の心理を容赦なく描き、見事などんでん返しへ! 巨匠コンビ、久々の大ベストセラー。 |
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初版 |
1980年(580円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001364-0 |