青列車は13回停る タイトル

青列車は13回停る

原題

Le train bleu s'arrête treize fois...

発表年

1966

著者/訳者/解説

ボアロー、ナルスジャック/北村良三/北村良三

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

209(巻末にボアロー、ナルスジャックの経歴紹介)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1042
青列車─それはバリ~リオン~マントン間を突っ走る特別急行列車だ。この青列車が停る13の駅には、死と犯罪の影が渦巻いている。愛人ができたため夫を毒殺しようとしている人妻、嫉妬のあまり殺人を犯してしまった中年男、つねに強迫観念に憑かれ、以前の雇主を殺そうとした精神病者、巧妙なトリックで給料を奪おうとした男の失敗譚、刑務所帰りの男を再び殺人罪で刑務所に戻そうとしたギャングの親分、金持で、弱虫の少年が、ある事件に巻き込まれ勇気を取り戻す話、人生に失敗し、しがないセールスマンに成り下がった男が、たった一度の賭けで大金を手に入れた話、美女に魅せられたため、いいように強盗の手先に使われる青年、夫と家庭に退屈した若妻が、ある若者との火遊びのために受ける手痛い復讐、強度の近眼の脱走者が辿る悲しい末路等々……。
青列車を舞台に、人生の片隅で生きる人々の犯罪と哀歓とを描いた連続短篇の傑作!

初版

1968年(290円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

1 非常警報~パリ (Signal d'alarme)

2 最後の手紙~ディジョン (Premier courier)

3 掌中の取引~リヨン (Marche en main)

4 襲われた帰還~マルセイユ (Choc en retour)

5 奇術~トゥーロン (Passe-Passe)

6 余分の弾丸(たま)~サン・ラファエル (Une balle de trop)

7 人は一度しか勝てない~カンヌ (On ne gagne qu'une fois)

8 不意打ち~アンティーブ (Coup foure)

9 十一号船室~ニース (Cabine 11)

10 罠~ボーリュウ (Le piege)

11 告白~モナコ (L'aveu)

12 危険な夫~モンテカルロ (Un mari dangereux)

13 逃亡者~マントン (Le fugitif)


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