タイトル | ヨット船上の殺人 心理的推理小説 |
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原題 |
Death under Sail | ||
発表年 |
1932 | ||
著者/訳者/解説 |
C.P.スノウ/桜井益雄/C.P.スノウ、桜井益雄(まえがき) | ||
カバーデザイン |
八木沢茂夫 | ||
ページ数 |
233 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
弘文堂 | 英国の水郷、ノーフォーク湖沼地帯を航行中のヨット「海の精」号で、ハーレイ街の専門医、ロージャ・ミルズの死体が発見された。同乗者は、男四人に女二人。自殺か? 他殺か? 老素人探偵フィンボウは、物的証拠と心理的証拠のバランスシートの上に立ち、事件解決の鍵が、彼らの性格の解明にあると考え、推理の糸をたぐる。 本書は、イギリスの著名な科学者であるC・P・スノウの最初の推理小説で、犯罪の探求は、近代世界に存在するあらゆる善のしるしであるという思想にもとづいて、書かれたものである。英国人好みの本格的な密室殺人事件を取り扱い、一般的な推理小説とは趣を異にして、性格の創造からプロットを展開させていく、文学的な香り高い心理的推理小説である。 |
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初版 |
1964年(540円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |