金ぴかの鷲 タイトル

金ぴかの鷲

原題

The Guilt-Edged Cage

発表年

1962

著者/訳者

カーター・ブラウン/宇野利泰/S

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

157(巻末「香港の探偵」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ763
香港とマカオを股にかけて暴れまわる海賊紳士、わがアンディ・ケイン君は、金と美女にはいたってお弱い。カルメン・ディアスと名のるスペイン女から頼まれた仕事を引き受けてしまったのも、もとはといえば報酬金の2万ドルと、ディアスのみごとに隆起した乳房のためだった。だが、その仕事とは危険きわまりない代物だった─香港きっての大富豪、毛の邸宅に秘蔵されている黄金の鷲を盗み出すのだが、毛の邸宅たるや城塞のように堅固なもので、一歩たりとも足を踏み入れることがむずかしいのだ。そのうえ、命知らずの用心棒どもが50人ほど邸宅のまわりをうようよしている。まるで、飢えたサメの口からビフテキを盗みとるような仕事だった!
さすがのアンディ君も、思わず考え込んでしまった。だが、一度引き受けたのを断わるなんてことは、男の意地が許さない。そこで彼は、ない知恵をしぼってあれやこれやと思案をめぐらした末に、やっと一計を思いついたが……そのやさき、またまた眼の覚めるような美女の訪問をうけたのである。が、驚いたことに彼女はカルメン・ディアスと名乗るではないか! しかも、彼女の依頼たるや、前のディアス嬢と同じく、毛の邸宅から黄金の鷲を盗み出すことだった!
一体、どっちが本物なのか─アンディ君はほとほと困り果ててしまった。だが、それにしても、彼女たちはどうして黄金の鷲をほしがるのだろうか……?
カーバー・ブラウンの新しい主人公─現代の海賊紳士アンディ・ケイン登場! 黄金の鷲の謎をめぐって国際都市香港で展開されるアクションとセックスのドラマ!

初版

1963年(180円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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