素肌(すはだ) タイトル

素肌(すはだ)

原題

The Temptress

発表年

1960

著者/訳者

カーター・ブラウン/田中小実昌

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

154

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ676
ある朝、パイン・シティの安モテル<トラヴェラーズ・レスト>の一室で男の死体が発見された。金づちで頭蓋骨をたたきつぶされた、見るも無残な死体だった。所有していた名刺によると、男はアルバート・H・マーヴィンというニューヨークの私立探偵であった。どうやらなにかの事件に深入りしすぎ、人の恨みをかったらしい……。
同じ時刻、パイン・シティ保安官事務所へ依頼人が訪れた。ニューヨークに住む億万長者の未亡人リン・サマーズとその義弟、それにサマーズ家の女弁護士イロナ・ブレントの三人。その依頼はリンのひとり娘アンジェラのことだった─一週間前、彼女はナイト・クラブの歌手リッキー・ウィリスと駈落ちしてしまった。私立探偵に行方を探させたところ、この街のあるモテルにいることがわかった。アンジェラはまだ17才である。至急、娘をかどわかしたリッキーを強姦罪で逮捕してもらいたいというのだった……。
ところが、サマーズが雇った私立探偵というのは、モテルで殺されたマーヴィンだったのだ! しかも、ウィーラー警部がモテルを調べてみると、今朝がた早く若い男女の二人づれが部屋を引き払っている─アンジェラとリッキーの二人らしかった……。生白い素肌を男の前に惜しげもなくさらす夜の女たち! 売春組織にからむ殺人事件をサスペンスとセックスで描く超モダン・ハードボイルド!

初版

1961年

重版

1967年3版(200円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000676-8

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