タイトル | ミストレス |
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原題 |
The Mistress | ||
発表年 |
1959 | ||
著者/訳者 |
カーター・ブラウン/宇野利泰 | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
169 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ590 |
パイン郡保安官レイヴァーズの家の前は、たいへんな混雑だった。それも道理、保安官宅の玄関に、若い女の死体がころがっていたのだ! しかも、その死体は、誰あろう、レイヴァーズ保安官の姪、リンダ・スコットだった。着ているセエターが血で真赤に染まった見るも無残な射殺体だ。リンダは、つい一ヶ月前、ラス・ヴェガスから、このパイン・シティに、ハワード・フレッチャーと名乗る賭博師と一緒に来たのだった。そして、パイン・シティに新しく賭博場を開くつもりのフレッチャーは、保安官を金で抱きこもうとした。が、レイヴァーズ保安官は断固としてはねつけたのだ。その四、五日後に、今度の殺人事件が持ち上がったのだ。当然、保安官は事件を、フレッチャーの大胆不敵な仕返しとにらみ、ウィーラー警部に、事件の捜査を命じた。しかし、ウィーラーの努力も空しく、フレッチャーには鉄壁のアリバイがあった。また、フレッチャーを事件に結びつけるような事実も容易に掴めない。そんなとき、意外な事実が明るみに出たのだ。殺されたリンダにはレックス・シェイファーという恋人がいた。その男もまた、一年前にパイン・シティに来たのだが、殺人事件当夜、消息を絶ってしまったのだ! 軽ハードボイルド派のカーター・ブラウンがパロディ・タッチで描くアル・ウィーラー・シリーズ! |
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初版 |
1960年(140円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |