ゼルダ タイトル

ゼルダ

原題

Zelda

発表年

1961

著者/訳者

カーター・ブラウン/田中小実昌

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

138

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ771
ハリウッド郊外の豪勢な館で、突然女の悲鳴があがった。私立探偵リック・ホルマンが駆けつけると、ブラジャーとパンティ姿のゼルダが硬直したようにつっ立っていた。眼は大きく見開いたまま寝室を見つめている。リックは寝室へ飛び込んだ。ベッドでは男の死体がシーツを真紅に染めあげ、頭からは脳ミソがはみだし、髪にからみついて床に流れ落ちていた……。
その夜のパーティの主宰者は、セックス・シンボルと騒がれているグラマー女優ゼルダ・ロクサンヌ。招待されたのは奇妙な人間ばかりだった。彼女との結婚生活が半年ともたなかった三人の前夫。彼女と一夜の契りを結んだ南米の大統領。ゼルダの人気をねたんでいるおちぶらた中年女優。そして、私立探偵リック・ホルマン。楽しかるべきパーティは、ゼルダの意外な告白によって一変していた─彼女が是が非でも自分の伝記映画をつくりたいというのだ! もしその映画ができれば、招待客たちのスキャンダルは全世界に広がり、彼らの命とりになりかねない。彼らは戦々恐々となり、パーティは不吉な沈黙におおわれた。そして、はたして無残な殺人事件が起ってしまったのだ! 肉体女優ゼルダをめぐる血なまぐさい戦いに敢然と飛び込むタフ・ガイ探偵! 洒落た会話とお色気に溢れる、リック・ホルマンの記念すべき初登場作!

初版

1963年

重版

1985年再版(520円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000771-3

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