タイトル | ベビー・ドール |
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原題 |
The Wind-Up Doll | ||
発表年 |
1964 | ||
著者/訳者 |
カーター・ブラウン/信太修一郎 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
161(巻末にカーター・ブラウン著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1163 |
今をときめくハリウッドの人気女優トニー・アスターの無邪気な顔が、スタンドの新聞や雑誌から、人々にほほえみかけない日はなかった。トニーは、ベビー・ドールのようにキュートで、気むずかしく、その瞳は表情に富み男はフラフラとひきこまれてしまう。そのトニーと恋仲の歌手ラリー・ゴールドとの結婚が最近噂されていた。 ハリウッドのもめごと処理屋リック・ホルマンがトニーのマネージャー、アイヴィン・マッシーから依頼されたのは、二人の仲をさくための、ラリーの素行調査だった。名うてのもめごと処理屋ホルマンに単なる素行調査を依頼するとは……。だが、それはラリーを抱えるハリウッドの黒幕デイヴィス・ヴォーンとの対決を意味するものなのだ。調査は当然、難行を予想された。しかし、プロの誇りにかけて、ホルマンは依頼をうけた。 人形のように育てられ、作りあげられた女優トニー、スター製造に妄執を燃やす義母ネイオミとその娘、ハリウッドの奇妙な人間模様に難渋するホルマンの前には、何者かに殺害された花形歌手ラリーの死体が! しかも、黒幕ヴォーンは、ホルマンにドル箱歌手殺しの容疑をかけ命をねらいはじめたのだ。 軽ハードボイルドの第一人者が、奇々怪々なハリウッドの殺人をスリルとお色気いっぱいに描く快作! |
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初版 |
1971年(320円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |