野性の花嫁 タイトル

野性の花嫁

原題

Savage Bride

発表年

1950

著者/訳者

コーネル・ウールリッチ/高橋豊

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

212

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ636
ラリー・ジョンズは早くから両親に死別し、この世の荒波に寄るべのない身を擦り減らしてきた不幸な若者だった。たまたま、親しい戦友の一人とドライヴに出かけたある日、彼はバルチモアに住む考古学者の養女、ミッティ・フレデリックスと知り合い、恋におちた。だが、彼女の父はこの恋になぜか頑なに反対した。いまや恋の虜となったラリーの心はこの反対に出あい、かえって燃え上がった。ある夜、暗闇にまぎれて彼女をつれ出すと、追手の目を逃れて、サンフランシスコへ向うサンタ・エミリア号の船客となった……。
ミッティ・フレデリックスにとっては、ラリーがこの世で最初の男性だった。彼女のこれまでの生活─二階の一室に監禁同様に閉じ込められ、異性とつき合うことを厳しく禁じられていた生活から考えれば、これも無理からぬことだった。当然、彼女の心は初めて知った恋の味に激しく燃えていった。だが、二人が新婚生活の第一歩を踏みだすべき土地─サンフランシスコへ着く前に、すでに二人の恋を引き裂くような意外な出来事がもちあがったのだ! 平凡な一人の男の身に起ったサスペンス溢れる物語! 恐怖とサスペンスの名手、ウールリッチ、待望の傑作!

初版

1961年

重版

1976年再版(520円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000636-9

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