妄執の影 タイトル

妄執の影

原題

Silent as the Grave and other stories

発表年

1955(日本で独自に編纂)

著者/訳者/解説

ウィリアム・アイリッシュ/黒沼健/黒沼健

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

191(巻末「味のある作品」及びアイリッシュの不完全な短篇集リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ186
男は殺人者だった。男は女を愛していたのでそれを打ち明けた。女は男を愛していたので、そんなことはちっとも気にならなかった。そのことはだれにも口にしないと女は誓い、ふたりは結婚した。それから数年がたったが、驚いたことに、ふたりの愛の強さはすこしも変らなかった。だがある日、ふたりの生活に翳がさした。男の勤め先の上司がかわったのだが、男はその上司とうまくいかなかったのである。男は荒れ、上司を殺してやりたいというようになった。そのたびに、女は男のむかしの告白を思いだしていた。そんなある日、その上司が何者かに路地で殺され……
男と女の間の愛と疑惑を緊迫感あふれる筆致で描いた表題作「妄執の影」をはじめ、短篇の名手アイリッシュの愛と絶望が織りなす珠玉の作品ばかりを集めた傑作短篇集。収録作品「さらばニュー・ヨーク」、「ガラスの目玉」、「影絵」、「義足をつけた犬」、「爪」。

初版

1955年

重版

1990年3版(750円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000186-3

1 妄執の影 (Silent as the Grave)

2 さらばニュー・ヨーク (Goodbye, New York)

3 ガラスの目玉 (Through a Dead Man's Eye)

4 影絵 (Silhouette)

5 義足をつけた犬 (The Dog with the Wooden Leg)


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