もう探偵はごめん タイトル

もう探偵はごめん

原題

I'll Never Detective Again

発表年

1971(日本で独自に編纂)

著者/訳者/解説

コーネル・ウールリッチ/稲葉明雄/稲葉明雄

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

244

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1153
トム・ナイとディック・ウォルシュとは無二の親友の間柄だった。同じ大学を出、同じアパートで暮し、いっしょに美人の尻を追いかけ、いっしょに女から逃げ、ひとつの背広を着あう仲だった。ところが、ある夜、そのトム・ナイを幸福と不幸がいちどに襲ったのである。
トムとマーシャの結婚が各新聞にいっせいに報じられ、それを祝う祝賀パーティが、マーシャの家の主催でパーク=アシュレー・ホテルでひらかれた夜である。宴のたけなわに、その夜社交界にデビューしたばかりの、うら若いマーシャの妹が変死をとげたのだ。死因は誤って親指に突き刺さったバラの棘に毒が塗られていたためだった。そしてそのバラというのが、トムが婚約者に贈った花束の一輪だった。警察の嫌疑はトムに向けられ、ディックは親友にかけられた見当違いな濡衣を晴らすため、素人探偵を買ってでたが、そこで衝きあたったのはある恐るべき事実だった!
表題作の他、短篇の名手であるサスペンス派の巨匠ウールリッチの好短篇六篇収録。

初版

1971年

重版

1979年再版(700円)

入手

amazon

ISBN

4-15-001153-2

1 札束恐怖症 (Money Talks)

2 もう探偵はごめん (I'll Never Detective Again)

3 バスで帰ろう (Last Bus Home)

4 歌う帽子 (Singing Hat)

5 おまえの葬式だ (That's Your Own Funeral)

6 モンテズマの月 (The Moon of Montezuma)

7 黒いリズム (Papa Benjamin)


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