タイトル | 俳優強盗と嘘つき娘 俳優強盗グロフィールド・シリーズ |
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原題 |
The Damsel | ||
発表年 |
1967 | ||
著者/訳者/解説 |
リチャード・スターク/名和立行/小鷹信光 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
174(巻末「〈俳優強盗グロフィールド〉シリーズについて」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1306 |
アラン・グロフィールドは、昼寝からさめたばかりの眼を何度もこすった。何てことだ! 眼の前の光景が信じられない。いくらメキシコ・シティのホテルだからって、真昼間に娘が窓から出入りしていい法はない。それも見ず知らずの他人の部屋に……。 娘はひどく怯えていた。窓から入ってくるぐらいだから、グロフィールドと同業の泥棒でなければ、何かに追われていることになる。これは、ちょっとした退屈しのぎになるかもしれない。何しろ、仲間のパーカーと組んだ大仕事でドジを踏み背中に弾丸を食らって以来、ベッドの上で身動きもできずにいたのだから。 娘の身上話はあまりにも出来すぎていた。恋人との仲を裂き、別の婚約者を押し付けたおばから逃げ出したというのだ。だが、まもなく娘を追って部屋に押し入ってきたのは、とんでもないおばさんだった!─三人の、拳銃を持った男たち。プロとおぼしき彼らは、あっという間にグロフィールドと娘を監禁してしまった。 自分が何に巻き込まれたにしろ、プロの強盗であり、プロの俳優であるグロフィールドには意地がある。何とかここから逃げ出そう。彼は慎重に計画を練った……。 美女を助ける現代の強盗紳士アラン・グロフィールド!〈悪党パーカー・シリーズ〉の異色の傍役が独立。才人スタークの腕が冴える新シリーズ第一弾。 |
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初版 |
1978年(530円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001306-3 |