黒い国から来た女 俳優強盗グロフィールド・シリーズ タイトル

黒い国から来た女 俳優強盗グロフィールド・シリーズ

原題

The Blackbird

発表年

1969

著者/訳者/解説

リチャード・スターク/石田善彦/石田善彦

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

178

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1310
どれくらい意識を失っていたのだろうか? 気がつくと、グロフィールドは病院のベッドに寝かされていた。相棒のパーカーと組んだ現金輸送車襲撃は大成功だったが、逃げる途中、運転を誤り車は転覆、その衝撃で気を失ってしまったのだ。ベッドのわきには屈強な男が二人立っている。ついに年貢の納め時だ。舞台俳優としての経歴に今度は前科がつくことになる……だが、男たちは警官ではなかった。ある情報組織の局員で、グロフィールドに取引を持ちかけてきたのだ。警察の手から解放してやる代わりに、任務を引き受けろという。カナダのケベックに、中南米やアフリカの小国の首脳たちが秘かに集まっている。その中には、グロフィールドの知人、グエレロのポゾス将軍とアンダーワのオナム・マーバも含まれている。彼らに近づき、その意図を探ることが任務だった。危険は目にみえている。しかし、グロフィールドは引き受けるしかなかった。
ケベックに着くやいなや、彼の前には美しい黒人女性が現われ、探りを入れてきた。そして、彼女の出現をきっかけにグロフィールドの周辺には次々と事件が続く。アメリカの情報員が殺され、グロフィールド自身も誘拐される。一体、この街で何が起きているのか?
超スケールの国際的陰謀に巻き込まれた俳優強盗。快調なテンポとしゃれた文体で好評を博するシリーズ第二弾

初版

1978年(530円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001310-1

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