刑事くずれ ミッチ・トビン・シリーズ タイトル

刑事くずれ ミッチ・トビン・シリーズ

原題

Kinds of Love, Kinds of Death

発表年

1966

著者/訳者/解説

タッカー・コウ/村上博基/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

198(巻末「ミッチ・トビン登場!」およびタッカー・コウ著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1181
ミッチェル・トビンがニューヨーク市警から追われることになったきっかけは、ディンクという窃盗常習犯を逮捕したときだった。逮捕は何事もなく済んだが、そのときトビンはディンクの細君、リンダ・キャンベルに出会ったのだ。リンダは小柄で愛嬌があり明るい女だった。彼らは関係を持つようになり、それはトビンの相棒、ジョックが射殺された日まで続いた。
ジョックが射殺されることになった犯人逮捕は、ディンクの逮捕と同じほどに簡単に済むはずだった。だが、それが上手くいかなかった。相手の賭博犯が、知らぬ間に麻薬患者になっていたのだ。ジョックはトビンをリンダの所でおろして、ひとり死神に会いに行った。そして、彼のポケットには、緊急の際相棒に連絡すべくリンダの電話番号が入っていた……。
警察当局は彼を許さず、彼自身も自分を許すことはできなかった。この裏切りは彼を徹底的に打ちのめした。シンジケートのニューヨーク支部長ケンベクが、組織内の殺人事件─多額の金を持ち逃げし、何者かに殺された彼の情婦リタ─の犯人を捜すよう依頼してきたのはトビンがようやく過去から立ち上ろうとした矢先だった!
落伍した刑事の汚名を負いながら、組織内の殺人という困難な事件を追う元刑事ミッチ・トビン。ハードボイルドと本格推理の魅力をもつ鬼才コウのシリーズ第1弾!

初版

1972年(380円)

重版

入手

絶版

ISBN

4-15-001181-8

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