タイトル | 刑事くずれ/ヒッピー殺し ミッチ・トビン・シリーズ |
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原題 |
Murder among Children | ||
発表年 |
1967 | ||
著者/訳者/解説 |
タッカー・コウ/工藤政司/S | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
191(巻末「刑事くずれ第二弾」及びドナルド・E・ウェストレイク著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1192 |
グレニッチ・ヴィリッジの喫茶店シング・イーストの内部は、ガランとして暗く、眼を細めたミッチ・トビンはようやく一人の青年の姿をとらえた。早くもトビンから警官臭さを嗅ぎとって警戒している青年に、トビンはいとこのロビン・ケネリーに会いにきたのだと言い、髭をはやした青年はトビンに2階に通じるドアを指さした。その途端ドアが開き、ロビンがぬっと姿を現わした。美しい体中についた血がまだ乾いていず、手にしたナイフは血糊で洋紅色だった……。 ロビンが人目を避けて暮しているトビンのもとを訪れたのはほんの数日前だった。恋人とヴィリッジで喫茶店を開いたところ、刑事がしょっ中店に現われて嫌がらせをする、目的が分からないだけに不気味なので何か手を打って欲しいというのだ。その約束の日が今日だった。いまそのロビンは意識を失って床に倒れている。ロビンの仲間が、彼の妻が今後ロビンの無実を晴らすようトビンに働いてくれと懇願してくるだろう。しかし、トビンは自分がその願いを退ける事を知っていた。あの事件以来トビンは社会に背を向けていたが、それだけではない。ロビンは確実にクロだった。2階に通じるドアはただ一つだけだったのだ! 落伍刑事の汚名を浴びながら困難なヴィリッジの密室殺人に挑むミッチ・トビン。好評ハードボイルド第2弾! | |
初版 |
1973年(390円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001192-3 |