タイトル | 刑事くずれ/蝋のりんご ミッチ・トビン・シリーズ |
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原題 |
Wax Apple | ||
発表年 |
1970 | ||
著者/訳者 |
タッカー・コウ/大庭忠男 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
189(巻末にタッカー・コウ著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1197 |
ニューヨーク郊外ケンドリックスのミッドウェイ─いきなり社会にとびこめない回復期の精神病患者のための中間の家─では最近ふしぎな事故が相次いでいた。最初は食堂のテーブルがつぶれて、二人の女の患者が脚にけがをした上に熱いコーヒーでやけどをした。2回目はある居住者がめったに使わない物置きをあけたところ、ベッドの金属の枠が倒れかかって顔に当り、唇が切れて歯が二本折れた。3回目は女の居住者が自分の部屋の外のテラスに立って、下の芝生でやっているフットボールを見ているうちにテラスが崩れ落ちて大けがをした。4回目は、はしごの横棒が折れ、それに乗って屋根のいといを直していた居住者が落ちて脚を折った。 これらが単なる事故でないことが分ったのは4回目のときだった。事故の原因となったはしごにのこぎりでひいた跡が発見されたのだ。 すでに放っておけるいたずらではなかった。無神経な警察の捜査が居住者に有害な影響を与えることを恐れたミッドウェイの医師キャメロンは、元刑事のトビンのもとを訪れ、トビンが居住者としてひそかにミッドウェイに侵入し、事件の調査にあたることを依頼した。だが、入居そうそう5回目の犠牲者になったトビンの必死の捜査にもかかわらず、遂にいたずらは死者を出してしまった! 好評脱刑事ミッチ・トビン・シリーズ第3弾! |
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初版 |
1973年 | ||
重版 |
1980年再版(560円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-001197-4 |