死と陽気な女 タイトル

死と陽気な女

原題

Death and the Joyful Woman

発表年

1961

著者/訳者/解説

エリス・ピーターズ/高橋豊/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

240(巻末「アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ856
バルコニーに出て、はだしで踊っている女の美しさが、16才のドミニック・フェルスの心を激しくうった。酔いつぶれ、手すりに手をかけたかと思うと、その女─キティ・ノリスは下にいるドミニックめがけて手に持ったハイヒールを投げ下ろした。ドミニックはそれをつかみ女に投げ返すと、家路を急いだ……この小さなエピソードはそれで終わるかに見えた。が、大事業家アルフレッド・アーマイジャーが、新しく作った豪華な酒場《陽気な酒場女給》で殺されたことが、二人に意外なめぐり合わせをもたらした。誰あろう、キティが殺人容疑者になってしまったのである!
こと金儲けにかけてはあくどいこともしかねないアーマイジャーではあったが、殺人には変わりなかった。彼は息子を勘当し遺産相続を拒否していたのだが、キティがその息子の恋人であったことも、彼女を不利にした。─たまたま父親がこの事件の担当刑事であったことから事件を知ったドミニックは、どうにかしてキティを救わなくてはならないと心に誓い、独りで必死に手がかりを求めはじめた。が、ロマンチックな夢を追って事件の渦中に飛び込んだドミニックにとって、事件はあまりにも大きかった!
1963年度アメリカ探偵クラブ賞に輝く異色傑作!

初版

1964年(280円)

重版

1987年に重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000856-6

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