叛乱 タイトル

叛乱

原題

The Maras Affair

発表年

1953

著者/訳者/解説

エリオット・リード(エリック・アンブラー)/村崎敏郎/村崎敏郎

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

215(巻末「すきま吹く風」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ570
チャールズ・バートンは、オーストリアの東に接する某小国に派遣されたアメリカの新聞記者だった。だが、政府の代弁者的な新聞社の通信が優先されているこの国では、厳重な検閲を受けるため、バートンは、政治についてできるだけ無関心であろうと努めていた。だが、彼は、遠からずこの国に叛乱が勃発することを予見はしていた。そんなある日、バートンは、この国の首都の警察庁長官、セスニクから呼びだされた。バートンが、国境に近い町カジョスで開かれる馬市に取材に派遣したペロ・トロビクが、国外脱出をはかって成功した、というのだ。バートンのまったく関知しないことではあった─が、これを契機として、彼は、この国の政治の渦に急速にまきこまれていった。
一刻も早く帰国すべきだ─バートンはそう思った。だが、彼は、若く美しいアンナ・マラスをあまりにも愛しすぎていた。しかも、彼の秘書をつとめるアンナは、なぜか警察の監視を受けていた。折も折、アンナの父であるアントン・マラスの友人、リーケ大統領が暗殺されたのだ! そして、バートンのもとで働くステファン・ソコールニーが、事務所で死体となって発見された。事件はそれだけではすまなかった。─アンナ・マラスが何者かの手によって拉致されたのだ!
スパイ小説の第一人者、エリック・アンブラーが、エリオット・リードに名で書いた第一級のサスペンス・スリラー!

初版

1960年(250円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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