タイトル | けむるランプ |
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原題 |
The Case of the Smoking Chimney | ||
発表年 |
1943 | ||
著者/訳者/解説 |
E・S・ガードナー/常盤新平/常盤新平 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
198 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ815 |
「殺人事件!」と聞いて、千里も遠しとせずに、オンボロのトレイラーをひいてはせ参じるのが、ミルレッド・デュリエの祖父、グランプ・ウィギンズである。しかし、その日のウィギンズ老人は、まるで殺人事件を予測したかのように、カリフォーニアのサンタ・デルバーラ郡地方検事室へ例のトレイラーで乗りこんできたのだ。この突然の来訪に、地方検事夫妻のフランクとミルレッドは一瞬、不吉な予感を抱いて、眉をひそめた。が、料理の名人ウィギンズのつくる、おいしい寝酒に、二人は手もなく籠絡されてしまった。 翌朝─眼をさましたフランクと愛妻ミルレッドを待ちかまえていたのは、はたして、奇々怪々な殺人事件だった。油田問題で騒然たる寒村パトリイの掘立小屋に住む男が、何者かの拳銃によって殺されたのだ! 被害者は誰あろう、ロス・アンジェルスの実業家だった。彼はひそかにペトリイの石油試掘権を買いとって、ひと儲けをたくらんでいたのだ。 もちろん、ウィギンズ老人がこの殺人事件をよろこばないはずはない。老人は、事件を担当するデュリエの迷惑も考えずに、勇躍、独自の調査にのりだしたのである! ミステリの王様ガードナーが発表した異色の本格篇! |
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初版 |
1963年(230円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-000665-2 |