牝牛は鈴を鳴らす タイトル

牝牛は鈴を鳴らす

原題

The Case of the Musical Cow (The Case of the Smuggler's Bell)

発表年

1950

著者/訳者

E・S・ガードナー/船戸牧子

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

209

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ674
犬の訓練士ロッブ・トレントンは、ニューヨークからマルセイユに向う船のなかで、リンダ・キャロルという美しい女性にめぐり会った。彼女は謎のような女だった─話が自分の私生活のことになると固く口を閉ざし、なにも語ろうとしない。ロッブが苦心惨澹の末さぐり得たのは、彼女はアメリカの小さな町ファルトハーヴェンに住む絵描きだということぐらい……。しかしこの船旅の終りに意外な出来事が起った─船がニューヨークの港に着いたとたん、ロッブのみ船をおりることをとめられ、麻薬捜査官の取調べをうけたのだ! 何者かがロッブを麻薬密輸犯として警察に密告していたらしい。彼にはまったくの濡れ衣だった。まもなく彼は釈放されたが、そのためリンダとは別れ別れになってしまった。仕方なくロッブはリンダが親切にも貸してくれた車でひとり家路についた。ところが、その車には大量の麻薬がかくされていた! 警察にこのことが知れたら、当然リンダに嫌疑がかかる─ロッブは、麻薬をそのまま道端にうめてしまったが、その夜、ロッブの家の車庫から、リンダの車が盗み去られたのだ! ロッブはいったいどんな犯罪に巻き込まれてしまったのか? そして、正体不明の美女リンダ・キャロルとは? 麻薬密売をめぐって展開する、名弁護士ペリイ・メイスンの生みの親ガードナーの異色ミステリ!

初版

1961年

重版

1994年3版(900円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000674-1

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