タイトル | 二輪馬車の秘密 |
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原題 |
The Mystery of a Hansom Cab | ||
発表年 |
1886 | ||
著者/訳者/解説 |
ファーガス・ヒューム/江藤淳・足立康/江藤淳 | ||
カバーデザイン |
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ページ数 |
347 | ||
あらすじ(解説文・管理人著) |
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出版 |
新潮社 新潮文庫 |
寒い7月の真夜中にメルボルンでに起こった殺人事件は非常に奇妙な事件だった。一人のコートを着た紳士が二輪馬車を呼びとめ、泥酔したもう一人の男を家まで送っていって欲しいと言い残して歩き去っていった。馭者ロイストンは紳士に言われるままにその男を二輪馬車に乗せて車を走らせるが…交差点まで行った所で何度話しかけても返事をしない男を心配したロイストンが馭者台から下りて、車の中をのぞいて見ると、そこには口にハンカチーフをかけられたまま事切れている男の姿が! 事件捜査を開始した探偵のゴービイ氏は、被害者の遺留品からその身元を割り出し、被害者が思いを寄せていたというマッジ・フレトルビイとその婚約者のブライアン・フィッツジェラルド、そしてマッジの父親の百万長者マーク・フレトルビイへと捜査の手を伸ばしていく。そして、数々の証言と発見した決定的な証拠を得たゴービイ氏は、とある人物の逮捕状を手に入れるため警察署に向かうが…。 シャーロック・ホームズが登場する以前に遠い南半球のオーストラリアで書かれ、殺人者の追いつめられていく心理と、関係者の隠された過去など、ドイルの「緋色の研究」を彷彿とさせる内容で一大ベストセラーとなった歴史的な名作。 |
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初版 |
1964年 | ||
重版 |
1968年3版(140円) | ||
入手 |
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ISBN |
なし |