アメリカの作家。フランシス・K・ジャッドはペンネームで、主として16歳の少女探偵ケイ・トレーシーを主人公とする少女向けの推理小説を書く際に用いられました。
ケイ・トレーシーのシリーズは1930年代から40年代にかけて計18作品書かれており、アメリカの少女の間で人気を集めましたが、全部で4人の作家が執筆を担当しています。
そしてそのうちの一人には、あの少女探偵の草分け的存在であるナンシー・ドルー・シリーズも多数手掛けたミルドレッド・A・ワート・ベンソンの名前もあります。
日本でも1950年代に保育社から刊行された少年・少女探偵冒険全集に2作品、1960年代に金の星社より刊行された少女・世界推理名作選集に3作品、全部で4作品が邦訳されています(「六本指の手ぶくろ」はどちらにも収録)
なお詳しくは海外のこちらのサイト様に他の少女探偵たちと一緒に特集されていますので、ご覧になってみて下さい。