タイトル | 走れ、盗人 |
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原題 |
Run, Thief, Run | ||
発表年 |
1948 | ||
著者/訳者 |
フランク・グルーバー/庫田謙一 | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
219 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ689 |
〈メルローズ錠前店〉の店員トミー・ダンサーは、ロス・アンジェルスきっての錠前職人である。このトミーの腕前に目をつけたのが、ノミ屋の親分ウィリー・トレント。ある日、彼はトミーを自宅に招くと、同じノミ屋ポール・ドカンプの貸金庫を襲う計画を打明けた。そして、金を山分けすることを条件に、貸金庫の合鍵をつくるのを承諾させた。この計画には、トレントの手下アール・ファラディも加わっていた。 それから一週間後、トミーはドカンプの貸金庫の合鍵を二つ作った。が、トレントにはそのうちの一つしか渡さなかった。いよいよ犯行は二日後、金曜日の午前中と決まった。ドカンプは毎週金曜日の午後、かならず貸金庫の中味を調べるので、その直前に襲おうというわけだ。しかし、トミーは木曜日に手許に残した合鍵を使い、ひそかに貸金庫の金を盗んでしまった。次の日、彼は何喰わぬ顔でトレントとファラディに加わり、貸金庫を襲った。もちろん、金のあろうはずがない。だが、この金をひとり占めにしようとしたトミーの企みは、すぐにばれてしまった─翌日の新聞に、貸金庫から16万ドル盗まれたことが報道されたのだ……。トレントの復讐を怖れたトミーは、16万ドル入りのカバンを持って、街から逃げだした。が、その直後、アール・ファラディが何者かに殺される。警察はその容疑をトミーにむけた。いまや彼には、逃げて逃げて逃げまわるよりほかに助かる道はなかった─。フランク・グルーバーのサスペンス・ミステリ! |
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初版 |
1962年(200円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |