タイトル | 判事への手紙 |
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原題 |
Lettre a mon juge | ||
発表年 |
1947 | ||
著者/訳者/解説 |
ジョルジュ・シメノン/那須辰造/那須辰造 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
206 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットブック 805(シメノン選集) |
シメノンは推理小説作家といえるであろうが、むしろ推理小説手法を利用した小説作家といってよい。何よりも彼にとっては人間を描くことが大切なのである。『判事への手紙』では”環境”というあらゆる小道具を用い、その道具立ての中で、人物の核心をつきとめようとしている。そしてこの場合、小道具は単なる外的存在でもなく、或いは情景を説明するためのものでもなく、心理的陰影おw跡づけるものとして用いられている。あらゆる外的条件は、心理風景の中に摂取されている。こういう点でも、シメノンはいかにもフランスの作家らしい作家である。 | |
初版 |
1956年(160円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |