タイトル | 上靴にほれた男 チビ医者の犯罪診療簿2 |
||
原題 |
Le Petit Docteur | ||
発表年 |
1943 | ||
著者/訳者 |
ジョルジュ・シムノン/原千代海 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
304 | ||
あらすじ(解説文) |
|||
出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ438 |
閉店間際の上靴売場で、今日も女店員のギャビイが、その妙な男に上靴を並べてみせていた。一種の偏執狂なのか、まる一週間の間一日も休みなく、一足ずつ上靴を買ってゆくのだ。それが、いつも、内気な恋人のようにうぶうぶしく、上靴をはかせるギャビイを見つめているのだ。ギャビイは同僚に頼んで、聞こえよがしに皮肉もいってもらった。だが、男は、まるで聾かなにかのように、動ずる色もさらにない。こんなことがいつまでも続いては耐らない。それでギャビイは、チビ医者先生に相談することにしたのだった。 本書は『死体が空から降ってくる』の続篇で、《チビ医者の犯罪診療簿2》として、短篇集「Le Petit Docteur」の後半の六篇を収録した |
|
初版 |
1958(230円) | ||
重版 |
|||
入手 |
|||
ISBN |
なし |
1 オランダ人のぬれごと (La bonne fortune du Hollandais)
2 船客とその黒人奴隷 (le passager et son nègre )
3 赤毛男の足跡 (La piste de l'homme roux )
4 提督失踪す (L'amiral a disparu)
5 非常ベル (La sonnette d'alarme)
6 砒素の城館 (Le château de l'arsenic)
7 上靴にほれた男 (L'amoureux aux pantoufles)