タイトル | 運命は皮一重 |
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原題 |
Is Skin-Deep, Is Fatal | ||
発表年 |
1965 | ||
著者/訳者/解説 |
H・R・F・キーティング/井上一夫/H | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
230(巻末「アイアンサイド警視の登場」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1024 |
アイアンサイド警視配下のピーター・ラッシントン巡査は、まだガスの臭いの残っている寝室で、やせた死体を見下ろしていた。死体はくしゃくしゃに敷いたライラック色のスーツに大の字になって横たわっていた。生前赤く染めていたはずの髪はいやらしい癖のあるグレイ色に変り、筋ばった首も、目障りな皺も気にならないほどに変っていた。肘のあたりには、べったりと紫色の口紅のついたタバコの吸いさしがくっついていた。いかがわしい商売をし、やりて婆さんという評判の高いフェイ・カーチスの最後の姿だった。部屋の中は凶器らしきものが見当たらず、全然荒らされた形跡もなかった。自殺か……? が、はっきりと自殺だと分かるような証拠もなく、書き置きもなかった。そこでラッシントンは、はっきりものを言おうとしない女中を問い質した所、事件の直前、一通の手紙をフェイ婆さんと同業のテディ・パーリスの所へ持っていったことを訊き出した。この手紙が事件の鍵かもしれぬ─そう判断したラッシントンは、さっそくパーリスの店へ飛び込んでいったのだが、そこには、またまた意外な事件が待ち受けていたのだ……! CWA受賞作『パーフェクト殺人』の作者が、新たにアイアンサイド警視を主人公にして描く異色の本格作品! | |
初版 |
1968年(320円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |