タイトル | ママに捧げる犯罪 <アルフレッド・ヒッチコック編> |
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原題 |
A Crime for Mothers and others | ||
発表年 |
1962 | ||
著者/訳者/解説 |
ヘンリイ・スレッサー/高橋泰邦・他/N | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
251(巻末「ヒッチコックとスレッサーのコンビ」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ846 |
船乗りとの一夜の契りで生れたアイリーンを7年前に養女にやってからというもの、ロティ・ミードの生活は荒れすさんでいく一方だった。娘に一目会いたいし、お金も欲しい、とそう思ったとき、ロティの心に魔が射したのだった─今は養父母のもとで可愛がられているアイリーンを誘拐してやろう。たとえバレても実子なのだから電気椅子に坐されることもないだろう……だが、運命はロティに味方しなかった。どこをどう間違えたか、誘拐した途端に警部が現われ、しかも実の娘であるはずの女の子は、アイリーンではなくマーガレットと名乗ったのである! 血のつながりを信じたがゆえに悲劇を招いた『母なればこそ』ほか、おもわずホロリとさせる珠玉の短篇15篇を収録。ママをはじめ、家族の方々に捧げる美しく、悲しく、そして皮肉な犯罪の物語! 『たとえあなたがドロボーでも、この本はお金を出して買って下さい。ゆめゆめクスネたりしてはいけません。そういう種類の犯罪を描いた本ではないのですよ、これは。さて、ここにある犯罪の物語ですが、どれ一つとっても心温まる傑作で、ドロボーの計画を考える暇もあらばこそ、すっかり夢中になってしまうこと請け合いです』 アルフレッド・ヒッチコック |
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初版 |
1964年 | ||
重版 |
1989年5版(800円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000846-9 |
1 母なればこそ (A Crime for Mothers)
2 隣りの独房の男 (The Man in the Next Cell (Incident in a Small Jail))
3 褒美は美女 (And Beauty the Prize)
4 女の力 (A Woman's Help)
5 アミオン神父の大穴 (Father Amion's Long Shot (Long Shot))
6 料理人の問題 (Servant Problem)
7 夜が淋しいの (Keep Me Company)
8 制服は誰にも似合う (Cop for a Day)
9 父帰る (Welcome Home (You Can't Blame Me))
10 帽子から出た殺人 (Murder Out of a Hat)
11 豪華な新婚旅行 (First-Class Honeymoon)
12 良薬は口に苦し (The Right Kind of Medicine)
13 最後の遺品 (The Last Remains (Dead Give-Away))
14 水よりも濃し (Thicker Than Water)
15 老嬢の初恋 (Won't You Be My Valentine (The Case of M.J.H.))
16 魔の指サミー (Burglar Proof (Be My Valentine))