過去、現在、そして殺人 タイトル

過去、現在、そして殺人

原題

Past, Present, and Murder

発表年

1982

著者/訳者/解説

ヒュウ・ペンティコースト/汀一弘/汀一弘

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

196(巻末にペンティコースト邦訳長編リスト、経歴、シリーズ探偵紹介)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1425
ジュリアン・クィストが、テレビのトップ・インタヴュアー、ジェリ・ウィンスロウの死を知ったのは、ジェリの恋人ダン・ガーヴェイからの電話でだった。「ジェリが死んだ。俺は必ず犯人を見つけ出して殺してやる」ダンはそう言ったきり、行方をくらませてしまった。友人のダンが、殺人という取り返しのつかない行動に出る前に、犯人かダンのどちらかを見つけ出さねばならない。ジュリアンは、早速、友人の警部に連絡をとり、捜査に加えてもらうことにした。
ジェリの死の状況は無残なものだった。彼女は殴られ、切り刻まれ、暴行され、額には大口径弾による二つの黒い穴があいていた。そして、かろうじて人間の形をとどめている死体のかたわらには、顔の部分をずたずたに切り裂かれた肖像画があった。現在第一線で活躍中の肖像画家の手で描かれたその絵は、少女時代のジェリをモデルにしたもので、二十三年前、完成直後に盗まれたきり発見されずじまいになっていたものだった。犯人は何故偏執的なまでにジェリを、その肖像画をいためつけたのか? 事件の鍵をジェリの少女時代に求めて彼女の故郷を訪れたクィストは、そこで意外な事実を知った……!
異色の名探偵、PRマン、ジュリアン・クィスト登場。三つのペンネームを使い分け、百篇以上の作品を発表しているベテラン作家の本格推理。ネロ・ウルフ賞受賞作

初版

1983年(670円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001425-6

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