死亡告示クラブ タイトル

死亡告示クラブ

原題

The Obituary Club

発表年

1958

著者/訳者/解説

H・ペンティコースト/岩田迪子/S

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

236(巻末「ペンティコースト紹介」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ688
11月の陽光を受けて輝く、そのスポーツ・カーは、凄まじい爆発とともに顛倒し、次の瞬間、黒い鉄屑の山と化していた。あっという間の出来事だった。が、爆発の混乱に紛れて、クラブから姿を消した男がいる。スポーツ・カーは、その男、ラリー・ボールドウィンのものだった。ハリウッドのトップ・スターである彼は、車が爆発した瞬間、身の危険を察し、いち早く姿を隠したのだ。 ボールドウィンは、彼のボスにあたる映画プロデューサーのマックス・ジョセフスに勧められて、ニューヨークから30マイルも離れたこのメドヴィュウ・クラブへ食事に来たのだった。無論人眼を避けてのことだった。しかし、もしもクラブでサインをせがむ女性ファンに囲まれて、帰るのが遅くなかったら、ボールドウィンの生命は、スポーツ・カーとともに消し飛んでいたのだ。車には、彼がクラブを出る時刻に合せて、時限爆弾が仕掛けてあったからだ!
この事件に注目したのが、一流のコラムニストで、しかも名探偵の誉れ高いグラント・サイモンだった。彼はただちに豊富な情報網を利用して、ボールドウィンの行方を探るかたわら、事件の背後に横たわる謎を追求した。こうしてサイモンの前に大きく浮かんできたのは、一世の喜劇役者チャーリー・シーリーが遺言した『死亡告示クラブ』だった。このクラブのメンバーには、ボールドウィンも入っていた! 死亡告示クラブとは何か? アメリカのベテラン作家、ペンティコースト初登場! ニューヨークを舞台に繰り広げる異色都会ミステリ!

初版

1962年(220円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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