タイトル | 毒のたわむれ |
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原題 |
Poison in Jest | ||
発表年 |
1932 | ||
著者/訳者/解説 |
ジョン・ディクスン・カー/村崎敏郎/村崎敏郎 | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
260(巻末「カーの創出した名探偵」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ357 |
……ぼくはその時、どんな動機であんなことをする気になったのか分からない。思わず知らずやってしまった所を見ると、おそらく昔のおぼろな衝動に促されたからだろう。昔トム・クエイルとぼくが使った合図のノックである。コツコツと二度ゆっくり叩いてから、手早く三度。ぼくは図書室のドアに向かってそうしていた。 「誰だ?」と詰問する声がした。 ぼくはドアを押し開けた。クエイル判事が火先に顔を赤く染めて立っていた。血の気のない指がダラリとたれて、ビクビクと痙攣している。埃まみれのあの愚かしい大理石像が、判事の後ろから目をぎょろつかせているように見えた。判事が言った。その顔が蒼白だった。 「絶対そんなノックをするんじゃない、分かったな?絶対にするんじゃないぞ!」 不可能犯罪の巨匠カーが描く怪奇味と神秘感に満ちた雪の夜の連続毒殺事件! |
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初版 |
1958年 | ||
重版 |
1993年再版(1000円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000357-2 |