深夜の密使 タイトル

深夜の密使

原題

Most Secret (Devil Kinsmere)

発表年

1964

著者/訳者/解説

ディクスン・カー/吉田誠一/戸川安宣

カバーデザイン

イラスト 山田維史/デザイン 矢島高光

ページ数

388(巻末「歴史ものの出発点(歴史ミステリ作品リストつき)」)

あらすじ(解説文)

出版

東京創元社
創元推理文庫118-24
少年時代からデュマなどを愛読していたカーは、パリ遊学当時、歴史小説の習作を試みていたという。1934年、『黒死荘の殺人』や『白い僧院の殺人』を発表した年、彼はまったくの別名で1編の歴史長編を発表した。この知られざる作品を、題名を変え、ディクスン・カー名義にもどして再び世に問うたのが本書である。歴史ものの原点ともいうべき注目作。
時に、1670年5月、チャールズ二世が英国に帰還して10日後のこと、郷紳ロデリック・キンズミアは遺産請求の件でロンドンに上った。ヨーク・ハウスでバッキンガム公にお目見得のつもりが、一人の竜騎兵の隊長に絡まれ、これがもとで殺人事件、果ては国家的陰謀に巻き込まれてしまう。見初めた美人女優との逢瀬もままならぬうち、英国国王からフランスに密書を運ぶ役目を仰せつかった彼を待ち受けるものは何か? そして殺人者の正体は? カー、十八番の歴史物!

初版

1988年(530円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-488-11824-0

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