タイトル | 恐怖は同じ |
||
原題 |
Fear Is the Same | ||
発表年 |
1956 | ||
著者/訳者/解説 |
カーター・ディクスン/村崎敏郎/村崎敏郎 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
307(巻末「風俗小説としての探偵小説」およびカーの1961年までの歴史ミステリリスト) | ||
あらすじ(解説文) |
|||
出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ626 |
エマ・オウルダム令夫人の姪、ジェニファ・ベアドは1795年のある夜、グレナボン伯爵に出会った。彼女はバークリイ通りの叔母の家に滞在するため、田舎から出てきたばかりだった。二人はその夜が初対面のはずなのに、なぜかすでに知り合いであったような気がした……。 それもそのはず─150年後、1950年の現代において二人は愛人同士であったのだ! しかも、グレナボン伯爵─現代のフィリップ・クラバリング─は、何かの罪で追われる身であった。雨の降りしきる夜、追いつめられた二人は、暗闇に身をひそめながら、恐怖にうちふるえていた。そのとき、ジェニファは思わず叫んでしまった─もしあたしたちが150年昔に帰って、こんな苦しみが忘れられたら、と……。 そして気がついてみると、ジェニファはオウルダム令夫人の姪で、すでに婚約者のある身、一方フィリップは美人の妻があり、心臓病でさきの長くないグレナボン卿になっていた。だが、恐怖だけは相変らずかれらについてまわった─グレナボン卿は女中殺しの殺人容疑で追われる破目に陥ってしまったのだ! |
|
初版 |
1961年 | ||
重版 |
1998年再版(1300円) | ||
入手 |
|||
ISBN |
4-15-000626-1 |