タイトル | 巨匠を笑え ミステリ・パロディ全集 |
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原題 |
Hair of the Sleuthhound | ||
発表年 |
1982 | ||
著者/訳者/解説 |
ジョン・L・ブリーン/小鷹信光他/小鷹信光 | ||
カバーデザイン |
古川タク | ||
ページ数 |
339 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワミステリ文庫 96-1 |
ミステリの分野におけるパロディといえば、すぐにホームズ・パロディが思い浮かぶが、本書は特に、現代の巨匠たちをターゲットにしたユニークなパロディ・アンソロジーである。「ここに出てくる街は実在のものである……描かれる警察の捜査活動だけが、厳密に著者の想像の産物である」に始まるエド・マクベイン風、原著者の十八番であるダイイング・メッセージを扱ったエラリイ・クイーン風、SF設定で迫るアガサ・クリスティー風など、希代のパロディストが趣向を凝らして盛りつけた特別料理が20品。ミステリ・ファン垂涎の傑作パロディ集 | |
初版 |
1984年(420円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-074951-5 |
序 ジョン・L・ブリーン
1 【エド・マクベイン風】
混みあった時 (The Crowded Hours)
2 【エラリイ・クイーン風】
リトアニア消しゴムの秘密 (The Lithuanian Eraser Mystery)
3 【ジョン・D・マクドナルド風】
緑色のあぶく銭 (Green Gravy for the Blush)
4 【ハードボイルド風】
濡れた女 (The Dewey Damsel System)
5 【J・J・マリック風】
ギリアムの機転 (Gilliam's Tact)
6 【J・D・カー風】
甲高い囁きの館 (The House of the Shrill Whispers)
7 【ヴァン・ダイン風】
サークル家殺人事件 (The Circle Murder Case)
8 【エマ・レイサン風】
新社長は犬 (The Dog in the Merger)
9 【ディック・フランシス風】
重傷 (Breakneck)
10 【ヒュウ・ペンティコースト風】
シャンプー対ジョシュア (An Ax Against Violence)
11 【アガサ・クリスティー風】
二〇一〇年のポアロ (Hercule Poirot in the Year 2010)
12 【アイザック・アシモフ風】
白い出戻り男の会 (An Evening with the White Eivorcés)
13 【ダシール・ハメット風】
10万6千ドルの玩具のウサギ ($106,000 Mud Bunny)
14 【ロス・マクドナルド風】
魔の角氷 (The Drowning Icecube)
15 【ゴシック・ロマン風】
最後のゴシック・ロマン (The Last Gothic)
16 【E・D・ホック風】
消えゆく町の謎 (The Problem of the Vanishing Town)
17 【ラッフルズ風】
ラッフルズ対ラッフルズ (Ruffles Versus Ruffles)
18 【マイクル・アヴァロン風】
美人のヴェロニカ (Mourning Noon at Nite)
19 【ドナルド・ハミルトン風】
延期舞台 (The Procrastinators)
20 【E・D・ビガーズ風】
ジョニー・チン、ハリウッドへ行く (Johnny Chin in Hollywood)