タイトル | 殺人の色彩 |
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原題 |
The Colour of Murder | ||
発表年 |
1957 | ||
著者/訳者/解説 |
ジュリアン・シモンズ/小倉多加志/編集部N | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
231(巻末「シモンズ覚え書」およびシモンズの邦訳作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ809 |
母親の溺愛を一身に受けて、何不自由なく育ち、女の前に出るだけでも顔を真っ赤にしてどぎまぎしてしまうジョン・ウィルキンズが、メイ・コールターと結婚したのは、彼女の方からプロポーズしてきたからだった。だが、メイはジョンの予想もしないような女だった。夜の営みにも大理石のかたまりみたいにジッとしているメイ─そんな彼女を思うにつけても、ジョンの気持は暗くなっていくばかりだった……。 その夜も、務めから帰ったジョンは、故なく怒っているメイに出会うと、彼女の前にひざまずき、涙を流して許しを乞うた─母親のように暖かく抱きしめてくれ、と哀願しながら。だが、メイはつんとして椅子から立ち上がり、ジョンを床に押し倒したまま、寝室に向った。 ジョンは悔し涙にくれて外に飛び出すと、結婚後は絶対口にすまいと思っていた酒を飲みに酒場に向った。そして、アルコールがまわってくると、いつもの記憶喪失症があらわれて……気がついたときには、手にナイフを持ち、血みどろの死体を前に茫然と立ちつくしていた! アルコールが入ると記憶喪失症に陥る小心者の男が、その小心のゆえに酒の誘惑に溺れ、挙げ句の果てに、殺人事件に捲きこまれていく悲劇を描いた異色傑作! |
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初版 |
1963年(260円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |