イギリスの女性推理小説家。スコットランドに生まれ、スコットランドとオーストラリアで教育を受け、その後シドニーとロンドンでコピーライターとしての仕事に就きます。
1945年に「帽子をかえる季節」でデビューし、これがスパイ小説の巨匠グレアム・グリーンから絶賛を浴び、続く第2作の「小さい魚が泳ぎ去った」は黄金時代の代表作家の一人アントニイ・バークリーから絶賛されます。
その後「飛ばなかった男」でCWAのシルヴァー・ダガー賞を、「過去からやって来た者」でCWAのゴールド・ダガー賞を受賞するなど、日本では邦訳も少ない彼女ですが2年連続のCWA賞受賞にその実力と才能を窺い知ることができます。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Time to Change Hat (帽子をかえる季節) |
1945 | - | |
2 | Away Went the Little Fish (小さい魚が泳ぎ去った) |
1946 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | The Golden Pebble (黄金の砂利) |
1948 | - | ユーモア小説 |
2 | The Widow of Bath (バス氏の未亡人) |
1952 | - | |
3 | Farewell Crown and Goodbye King (さよなら王冠とあばよ王様) |
- | ||
4 | The Long Way Back | 1955 | - | |
5 | 飛ばなかった男 | 東京創元社 現代推理小説全集7('57) | CWA賞シルヴァー・ダガー賞('55) | |
6 | Someone from the Past (過去からやってきた者) |
1958 | - | CWA賞ゴールド・ダガー賞('58) |
7 | That Summer's Earthquake | 1964 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | No Bath for the Browns ブラウン夫婦に浴槽はない |
1945 | 講談社文庫「世界ショートショート傑作選2」('79) |